1985年。桜之荘で過ごす最後の日。既に結婚まで決まっていた但木は、にも関わらず管理人へプロポーズをした。返ってきたその答、その表情は、あの日からずっと桜之荘に捕らわれ続けていた心を但木の元に戻すような、とても穏やかな微笑みだった。(出展:桜之荘)