「初めまして!僕は昨日会ってるけどね!」彼のことを知るものは誰もいない。彼のことは彼自身しか知ることはない。いくら誰かと接しても、彼が寝ればそれは誰かの記憶から抜け落ちる。確かにいる、なのに居ない。いつしか彼は抗うことを辞めた。