繭や蛹の中で虫達は何を夢見ているのか。 生存か。繁殖か。羽化するいつかか。 そもそも、夢を見ていると肯定していることが烏滸がましい気すらする。でも、彼は見ていた。確かに夢を。出会った冬の終わり。春のはじめのことを。いつまでも続くと信じて疑わなかった、騒がしくも美しい、もう戻せない日々を。
25/07/20
25/07/19
25/07/18
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