「優しさ」とは蓋のようなものだ。”強すぎる自身の力”を自覚するが故に、これを自重し、本来の自分に「優しさ」の封印を施す。 …だがもしも、ひょんな事でその封が破かれれば?静かに眠る檻の中の嵐が、明確な敵意をもって無分別に暴れだしたとしたら? 「優しいもの」とは常に優しくあり続けるのではない。ある一点を超過したとき、あふれ出した「怒り」が全てを飲み込む。 「グウウウウウルルルルウウウアアアアアアアアッッッ!!」━━━狗頭 次郎、満月に吠えて