蓮(れん)『月影に舞う花』
朱雀。四神が一柱、南方を守護する赤い巨鳥。 元は人であった二代目。
彼はかつて「蓮」という名の少年だった。 陰陽師の少女と、幼い恋をした少年だった。
全てを思い出した彼は、人にも神にもなれず、何を思うのか。 ただ、その身体で初めて口にした少女の名の響きは、心地良かった。