「はじめまして、僕の名前は陣城秀逸という。おっと僕のことを陣城くんあるいは陣城さんその他苗字で呼ぶのはやめて欲しい。なぜなら陣城という苗字は僕個人を表すものではない。陣城というのは苗字であり僕の家名でもある。即ち僕の母も父も兄も弟もあるいは僕の知らない血縁者共々皆陣城であるのだ。僕個人に与えられた名は秀逸。この際秀逸という単語に込められた本来の意味は割合しよう。今は関係ないからね。さて、僕は個人と名前について話したわけなのだがこの場合名前を持たぬものは一体なんなのだろうかと君は考えたことが以下略