「……どこかで元気にやってる筈だと、信じていると言いましたし、思っていますけど、でも時々、あああの人はもうこの世のどこにも居ないんだ……ってわかるときがあるんです。感覚的なものですけど……わかるんです……」「そうか」「どうしてわたしを許してくれたんですか……」「許すもなにも。きみのせいなのか?どうせあれが勝手にはぐれたんだろう。いつものことだ」「……恨まれたいです、わたしは」「それはすまないな」