随分遠い記憶。 公園で偶々出会った子は、夏やっていうのにぽやっぽやして、そのまま寝入りそうなくらい大人しい子やった。 ブランコ押したり、虫観察したり、砂場で石英集めたり。 名前も知らんのに、色んなこと付き合うてくれてむっちゃ楽しかった。 その子の瞳は透き通るくらい青くて、活発でもないのに夏の空を思わせる綺麗な紺碧が、僕の記憶に鮮烈に焼き付いた。 今も隣できらきら輝いとるその碧色は、あの頃と変わらんまま。