(体は肉で出来ている。)
(血潮はハラミ、心はハツ)
(幾つもの牛スジをを煮込んだ後にタン。)
(ただの一度も煮零しはなく)
(ただの一度も煮詰めすぎはしない。)
(彼の者は独りミノを手にワインを鍋に傾けて酔う。)
(故に、赤ワインに風味付け以外の意味は無く)
(その体は、矢張り肉で出来ていた。)
肉づくしのビーフシチュー。焼いたり炙ったりと調理法も数多を経てのじっくりことこと。
別に、倒してしまっても構わんのだろう──?