きん…と頭の中に耳鳴りが響いたら、きっとそこに彼はいる。 それは音。何の変哲もない音。いや何の変哲もないは言い過ぎだ、それは生きた音色。
壊れたオルガンから始まった、醜い旋律の音楽劇。 それは確かに音楽なのに、それは確かに旋律なのに。そこに存在したのは醜い騒音。
故に、音達は彼をこう呼んだ。 『メロディーアンドノイジー』
「そんなことよりグレゴリー、紅茶とクッキーはいかがかい?」