『今年の厄を洗い流せ!』
大晦日直前である。 「さぼるな! さっさとやらないと終わらないぞ!」 そこに立つのは、一人のスケバンである。 正確にはお掃除番長だ。 超高校級の掃除当番の目が赤いうちは……今年の汚れを持ち越すことなど許されない。 まあ、普段より彼女のおかげで清潔なのだ。苦労するのは各自の部屋ぐらいだ。 最終的には『掃除当番』による掃除が執行されるだろう。