「そうよ、あたしが八原填月。え?学校?この暑いのに学校なんか行きたくないわよ。まあ、明日は連れていかれるけどね……誰にかって?…幼馴染。」 何不自由のない生活に退屈さえ感じている。 もうすぐ終わる平穏をただ消費するだけの日々。 今日も三丁目のチョコアイスを食べながら、薄暗いゲームセンターで仲間と無為な時間を過ごす。