[求めていたもの]ヴィルト・メンシス
レア度:
★3
21日前に更新
「俺は、本当に……」
貰ったばかりのチョーカーを巻いた首にそっと触れる。
決して自分の声ではない。声帯を震わせて発せられたものではない、けれども自分の思考を反映したそれ。
目の前の現実についていけてないせいか、一拍遅れて胸の奥から何かが込み上げてくる。
ああ、これでみんなと直接言葉を交わすことができる。文字だけでは伝わりきらないものも、すべて伝えられる。
作り物の声は俺にとってこれ以上ない贈り物だった。
アビリティ: | 響き渡る声 |
属性: | ハピネス |