昔々、悪逆非道の嘘つきがいた。 多く人間に死を望まれ、死んだその嘘つきは、次第に誰からも忘れられる。 けれど、彼の霊魂はいまだ消えない。 自業自得。天国にも地獄にも行けなくなった彼は、長い孤独の旅をする。
その旅の途中、彼は一人の少女と出会う。