「……そか。いつか、こんな時が来るんじゃねーかって思ってたよ。……でもな、俺は…俺は、一緒には行けない。俺はここのトップだからさ。……次会う時は、敵同士、だな」 唇を噛んで、精いっぱい俺を睨みつける妹の姿に、ああ、大きくなったな、なんて場違いなことを考えていた。