「ぐっ…うぅ…このワタシが、雑音如きにっ…!小漆、この喧しい場所からはいつ離れるのだ!!」 ゲームセンターの喧騒が、耳のいい彼には随分と苦痛に感じられるようだ。そんなに嫌なら終わったら呼ぶからカードの中に篭っていたら、と言うのだけど、カードの中からでもしっかり耳をそばだてて俺の安全を確かめてくれている優しい彼だから、みんな彼をツンデレと呼ぶのだろう。