天保12(1842)~明治43(1910)? 加賀国大聖寺 剣の腕も確かな美男五人衆の一人。壬生界隈の茶屋の看板娘と恋仲になり娘を設ける。最後まで平士の身ながら新選組を離れることなく、箱館まで従軍。箱館を脱出後、30年以上の歳月を経て妻子と再会し、静かな余生を送った。 「たとえ何年かかっても、生きて君の元に帰ってくるよ。必ずだ」 (文:じゅれいく/絵:紡木)