「ごめんなぁ。くるしやろ?うちの血ぃは特別でなぁ…。ほんまにごめんなぁ」 体に刻まれた呪詛は、意志とは反対に触れたものを冒す。 はじめて殺した相手のことは恐ろしかった。でも、殺すつもりはなかった。今でも思い出すのは、あの時の恐怖。 どうか、どうか触れないで…。