1度は滅ぼした身。それでも、兄様が外で待っているなら、ボクは行かなくちゃいけないんだ。 たとえ外が恐ろしい地獄となっていても たとえ絶望しか待っていなかったとしても 東竜崎家の令嬢として 「怪盗ファントム」として 逃げるという選択肢など無かった。