物語とは、読者を楽しませるものであり、作家を楽しませるものではない。 いや、作家も楽しむものだが正確には誰かに向けて綴られるもの、そう思っている。 語り部はそれを語るのだが、物語が面白くなければどうだ?それに誰が興味を持とう、それを誰が読もうとしよう。 ならばこそ、語り部はより面白く、物語に色をつけなければならない。 それがストーリーテラーの役目、誰が死のうと誰が悲しもうと関係ない、誰かが彼にささやくのだ、 「それもまた、物語の一部だ」と。