「随分と元気になったな。この様子なら明日には外に出られるだろう」 語り掛けると小鳥は嬉しそうにピィと鳴いた。この子が私をどう思っているのか、実際のところはさっぱり分からないわけだが、想像するだけならタダである。手当が上手くいって良かった。この子が親や兄弟の元に戻れれば、それが一番喜ばしい。