「……キクと申します。そう、私はあの人がいない場所には興味がない」 二刀流剣士、キク。自らをエルフと名乗る長命の青年。アーサーを生涯の主人と定め、刀を捧げた。彼以外に必要なものなど存在しないのだと、柔らかな笑みを浮かべながら。