雪が季節を封じるという運命を、全て背負うとされる獣。冬にしか現れず、現れても眠り続けている。目覚める時は冬の終わり、春が訪れるということ。春が訪れるとまたいずこかへ去って行ってしまう。その際に見たことのない種を落とし、そこから何かが咲く。