「…………また廻る。…………何度でも繰り返す。………………僕はもう、ここから抜けられないんだね。……………誰も僕を覚えていない。……………誰も僕とは生きられない。……………僕はずっと、ここで繰り返し続けるんだね」 狂った針が指し示すのは、まっかに染まった彼の時間。