「……警察じゃなきゃ、駄目なんだ」 洒落っ気が無く、自己主張も激しい方ではないためクラスでは目立たない存在だったが、そんな彼女にはどうしても譲れない夢があった。 「非道なことをしておいてのうのうと生きている輩が許せないから」とその夢に突き進む彼女の真の目的は、多分誰も知らない。