ラ・ヴィーニャ・エチュベリア(17歳/女)。まだ小さい頃、双子の姉とごっこ遊びをした。姉がお姫様で、自分は王子様の役だ。あの日、小さい姉は存外喜んでくれて、その笑顔が眩しくて。彼女にはずっと笑顔でいて欲しいから、王子様になることにきめた。そうしてごっこ遊びのまま大きくなった王子様は、魔法使いと出会い、恋をした後に真実の愛を知る。