「あいつ生きてっかな」 そっと花冠を模したブレスレットを見る。あの出来事は血を見慣れている自分だから耐えられた出来事であって、通常人である彼は… 「あいつなんて名前だっけ……」 どうしてもあの強がっている笑顔が脳裏に焼き付いて離れない。