ロッペルクは朝無事に目覚めると、生きていられる事に感謝する。 七年前に患ったこの病は、確実に少年の体を蝕んでいた。 今日まで生き繋いで来られたのは、聖人様のおかげだろう。 「母さん、帰って来るかな…」 見上げた空は青く、彼は今日も母の帰りを静かに待つ。