「美味しいお茶は、それだけで心も寛がせてくれるんですもの、素晴らしいわ」 そう言って彼女は、ティーカップに口をつける。 和装の彼女だが、何故か洋風のティーカップが雰囲気と合っていて、それは彼女の凛とした空気が、そうさせているのかもしれない。