「全くあの人は、いつも俺に押し付けやがって!」 絢爛豪華にして優美なその部屋に似つかわしくない罵声が響く。 ラチェルドは部屋の主の悪態を吐きながら仕事をこなしていた。 色の付いた眼鏡がズレると、色素の薄い銀眼が垣間見える。 文句を垂れているものの、しかし彼にはここしか居場所がなかった。 肥溜めに戻るのは、死んだ時だけだ。