「ええ。そもそも世には、神を必要とする者と、しない者がいる。後者の方には、神などきっと無用の長物なのです」「しかし……姿が見えず、言葉も聞こえず。ただそこにいるかもしれないだけで、誰かの気持ちを軽くする」「……そんな存在、神としか表現できない。私はそんな神を、必要としているのです」