「さあさあ、お立合いお立合い~~」「そこの道行く色男さんも別嬪さんも、どうぞ足をお止になって」「今から琵琶と共に語りまするは、時の第六天魔王と呼ばれる男と、燃え尽きる本能寺を巡る、影を走る者たちのお伽噺」「……どうか皆々様、最後まで御耳を傾けなさって」