トレジュには探しているものがある。 七色の宝石に減らない金貨、どれも彼女が欲しいものだ。 しかし、彼女が本当に探しているのは物ではない。 「お父さんが待ってる。早く見つけなきゃ…」 故郷の父はうわごとのように兄の名前を呼んでいる。 彼女の兄は、未だ見つからない。