元溶接工　現付き人

十代のころはヤンチャもしたが、頭は悪くなかったので高校・大学へ進学
電子工学などを学び、卒業後は兄の継いだ実家の溶接工場で溶接工をしていたが、不況の波にのまれ工場が倒産
働き口を探していたところ、対馬家子息の付き人の求人を発見し、応募したところ無事に合格
以来、十五年ほどずっと対馬家の坊ちゃんの付き人をしている

「坊ちゃん、ほら、アレとか楽しそうじゃあないですか？」
「まあまあ、そんなに怒りなさんな。言いたい奴には言わせときゃあいいんだから」