怪我とあらば規模は問わず、自身が納得するまで介抱する――『他人の怪我を診る事が出来る』という特異な観察眼も相まって、如何に危険な人物だろうが何だろうが"患者として"対し、視線を反らさず向かい続けた。その果てに精神が壊れようと、自業自得だと割り切れる。それほどまでの業があり、それほどまでの悔いがあった。 けれど、彼と出会って何かが変わった。