[サヴァイヴラスコドニィ]アレクセイ・ロコソフスキー
レア度:
★5
7年以上前に更新
本当はあの日、あの時。俺は死ぬはずだった。伝達ミスが生み出したとはいえ、ただ一人、降下ルートを外れてしまったのは俺だから。
覚悟はしていた。そして理解もしていた。俺は空挺兵だ。だけど"消耗品"だ。今日この日、消耗されるのだと。
だが俺は死ななかった。馬鹿野郎の連隊長が、俺を救うために。俺などを救うために。
――あの馬鹿は、俺の親友は死んだ。そして俺は生き残った。だから俺は生きなければならない。
それが俺の生きた意味なんだろうから。
(出典:臨海都市ミズナギ)