今まで記憶喪失だったのに、あなたはこうして私を愛してくれている。そのことがとても嬉しい。 監獄から2人で逃げ出すなんてまるでドラマのようね。 そんなことを考えている私をあなたは呑気だと思うのかしら。 ──ああ、また追手が来る