「僕はもう一度写真と向き合おうと思っていますが、君はどうしますか?」
飛行機の片道切符を手に卒業した彼に会いに行く。相変わらず驚きながらも応えてくれた彼に両腕を大きく広げてhahaha!と笑う。
「君ならそう言ってくれると思いました、アレク。さぁ、そうと決まれば準備しないと!…っと、再会のキッスを忘れていましたね!」
彼とならばきっと安心できる。また自分が愛すべき、自分がいるべき世界を生きることができる。だって僕の世界をずっと愛してくれたのだから。