昔から身体が弱かった。思うとおりに動かない身体、他の子供達は外で遊んでいるのに、自分はおとなしくしているしかできなかった。 そんな時に手を取って、本を読んでくれた人がいる。優しかった先生は、外じゃなくっても面白いことはあるのよと言ってくれた。 きっとその時の記憶が残っているから、俺はこの仕事についたのだ。