「ハニエルは俺に似ないで立派だぜ!」 そう言って幼い息子の頭を撫でる。 生憎ジブリールは人相悪い口が悪い態度が悪い頭が悪いと、悪いが揃った人物だった。 そんな彼は、息子のハニエルを事あるごとに自慢して歩く男だった。 それが今、ジブリールが息子に注いでやれる精一杯の愛だった。