傭兵は、商人を経て将軍となった。そしてかつて「傭兵大隊」を失った街で、あの時は味方だったミスクを相手に戦う。 テュルクの未来は俺にあると師父は言った。俺はそうは思わない。俺は薄汚い孤児で、なんでもありの傭兵で、雑多な商人に過ぎない。 それでも俺はテュルクの商人だから。あのオルガニアで街を護る治安部隊を見て、俺も故郷のために戦おう。そう思っただけなんだ。 (出典:剣と魔法の世界 in Organia)