私の人生は、貴女に捧げようと思います。 貴女の姿を借り、貴女と同じ得物を持ち、貴女に倣って旅をし、貴女のように誰かを助ける。 生きる希望という導きの輪が、もっともっと広がりますように。 幼少の折、差し伸べられた恩人の手を彼は覚えている。 今度は己が手を伸ばすべく、日々鍛練と修行に明け暮れる。 手と手を結べ。それが彼の神の教義なのだから。