兄の遺言を守るべく犯罪者へと手を染めた闇医者。自分の選択に後悔はしていないし、きっとこれからもしない。 医者であり続けること、息絶えるその時まで生き抜くこと。その二つが彼を突き動かす原動力である。 ついでにもって、帰る場所ができたので死ぬ気はさらさらない。悪運(幸運)の女神が憑いている。