血の様に紅いその髪の色は悪魔の色だと疎まれた。親も名もなく知恵もなき少女は神の名の元に石礫の雨が降る事を知る由もなく。 薔薇の様に紅いその髪の色を少年は飽かずに愛でていた。親としての愛も、妖精という名も、人形を使役する知恵も全てその美しい少年から与えられた少女は嘗て神の下僕達から受けた仕打ちに想いを馳せる。 「ああ、神様ありがとう。私の髪を疎んでくれて。お陰で私は私の神様に愛されている!」