「ああ、お兄様。私、ずっとこうやって窓の外の広い世界の光景が見たかったの。ずっと私の為に探し続けてくれていたのね」
死人は語らない。過去の思い出も、悔恨もすべて。
「でも私はお兄様と見たかったわけじゃないわ」