過去に縛られたその吸血鬼は恋しい娘の献身により漸く未来に踏み出した。 己には決して与えられないと思っていた手の平に抱えた暖かなもの。 例え全てを敵に回そうとも、彼はこの温もりを決して喪わぬ様に永遠の愛を誓う。 「そうしてその吸血鬼は愛する者と共にいつまでも幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」