サラジュ母の形見である柳琴。銘は翠柳。 サラジュは宮廷内の一般教養程度に詩歌管弦を身に付けている。 ドロシー嬢の誕生日を祝い、琵琶を奏でながら詩を贈った。 曼珠沙華の君よ―― 沙羅双樹は問ふ 其々相応しい地で花咲くべきか 何処かで寄り添い花咲くべきか