「太陽神ティダン様を祀る神官、サクラと申します。ふふ、仲良くしてくださいね」 世界から祝福を受けた箱入り娘は夢を見た。それは、人生を自分と共に歩んでくれる少女と出逢えるという奇跡的な夢。家族を説き伏せ外へ飛び出し、見つけた彼女の手を取った。愛しくて、恋しくて、幸せな友情が嬉しくて。私の友達は貴女だけなの、そう頬を染めて囁く少女は唯一無二の親友だ。