正直話が合う相手ではなかった。 バカだし無駄に熱血だし無駄に誰かを救いたがる。 しかしそれでも一度知ってしまった顔が死んだと聞いて平気でいられるわけじゃなかった。 彼は彼なりにあのバカの身を案じていたのかもしれない。 ……バカはバカらしく生きてりゃいいよ。バーカ。