「トーリス・ロリナイティス。……ほかに何か聞きたいことがあればどうぞ」 生まれた時には、もう世界の重力が自分へ傅いていた。類稀な思考力と重力を操れば、知らず他人は自分から遠ざかっていく。そこで気付いたのだ、優等生になればいいと。戦いも人付き合いも同じ、計算してしまえばいい。そんな中で、イレギュラーは愛しい彼女。君への愛は、どうやって計算しても最適解が出てこないんだ。